こんにちは
自問自答ファッション通信です。
今回は私が大学生時代にお世話になった&とても影響を受けたスヴェンさん(写真家/アーティスト)についてお話したいと思います。





これはスヴェンさんの写真集です。彼は、私がアルバイトをしていたお寿司屋さんのお客さんでした。とても優しい方で、日本が大好きでよく遊んでくれました。そのご縁があり、大学4年生の終わりにお寿司屋さんの大将とスタッフでサンフランシスコのお家に滞在させていただきました。
サンフランシスコでの生活を10年経った今でも鮮明に思い出します。その時の光景や色や音楽や感情。スヴェンさんが私たちにしてくれたことの数々。その時の私はあまりに幼く、何も分かっていませんでした。しかし、今ではそれがどんなに素晴らしい生活であったかが分かります。朝起きてから寝るまで全てが情緒溢れる時間でした。 言葉が通じなくても、「目を見れば考えていることが分かるよ。」と、彼はよく言っていました。

滞在中、リゾート地で泥のお風呂に入ったり、カニを買って床でごろごろ寝ながら食べたり、本格的なカレーを食べたり、アフリカンショップで買い物をしたり、ホームパーティをしたりと楽しい時間を過ごしました。
サンフランシスコといっても有名な観光地には赴かず、ほとんどは彼の生活圏内をウロウロさせてもらいました。散歩に行って、写真を撮って、ご飯を食べて、お昼寝をして、夜遅くまで音楽をきいて、みんなで拙い英語で話をして過ごしました。

彼の生活を真近で見て感じたことは「アートは生活の中から生まれる」ということでした。彼は写真家兼アーティストなのでお家にはたくさんの写真があり、彼の作ったプロダクトがありました。
私がアートを好きになったのも、スヴェンさんの影響を大きく受けています。彼の周りにはキャラクター性の強いアーティストの友人が集まり、会話の中から日々作品が生まれていきました。
彼らにとっては当然の生活でしたが、私にとっては、アーティストの日常を初めて見た印象的な経験でした。20代になったばかりの私に、新しいものは生活から生まれ、どんどん人生を面白くさせていくというライフスタイルを教えてくれました。
そしてこの先、どんなことがあっても、ずっと腹の底をこの心地よさにピントを合わせて生きてゆこうと決めました。
わたしはスヴェンさんの生き方や、自然を愛する写真や、光の撮り方や人との接し方がとても好きで尊敬しています。シャイで優しい性格もゆっくりとした話し方や瞳の色もすべて好きです。
クリエイターが日々の暮らしの中から作品を生み出して、世間に出して、出会った人が買って、大事にして暮らしを良くしていくこと。今でも私のライフスタイルで一番大切にしていることです。
会社を辞めてからお友達のクリエイターさんをお手伝いさせていただく機会が増え、10年ぶりにこの考え方にピントが合いました。これからもこの感覚を大切に研ぎ澄まして生きていきたいと考えています。
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