こんにちは
自問自答ファッション通信です。
今回は私のファッション遍歴を。私は10代の頃からあるブランドを熱狂的に追い求めていました。
ヴィヴィアン・ウエストウッド
彼女の作り出す服たちは私たちにとって魔法でした。

今年映画化されましたが、まさに「最強のエレガンス」「女王の流儀」にふさわしいブランドです。ヴィヴィアン・ウエストウッドのショップで得られる経験は、10代の私にとってまさにエンターテイメントでした。

お店に行くとモニターでファッションショーの映像を見て今期のテーマを販売員さんに教えてもらいます。デザイナー独自のモチーフや柄が散りばめられたお洋服たちは本当にキラキラしていて生きているみたいでした。袖を通すと幾何学的にシルエットが変わります。袖の膨らみ、ウエストのくびれ、スカートのタイトなシルエット。自分の身体が躍動しているような、まるで自分じゃないような気分になりました。
当時は数万円代の服や雑貨を買うのはとても勇気がいりましたが、ショーをみて、販売員さんと話して、ファッションショーのかけらが散りばめられた商品を買うこと。それを日常で身につけて、ショーのイメージを思い出し、ランウェイを歩くモデルのように振る舞うこと。その一連がテーマパークに行ってお土産を持ち帰るようなキラキラとした楽しさに満ちていました。

販売員さんに教えてもらったことも多々ありました。行っている美容院、ヘアカラーの色、ピアスの数、ネイルカラーの塗り方、スニーカーの選び方、おすすめのブランドや行きつけのカフェ、アパレルは薄給だから就職してはいけないということ。(笑)ファッションのヒントから人生のヒントまで幅広い知識でした。
当時担当してくださっていた方は、最初は西武のヴィヴィアンウエストウッドで知り合いました。その後、青山店に異動になって店長になられたのですが、10代の私にもとっても優しくて、買わない日があっても話をしてくれて、適度に手紙や電話をくださって、とても仲が良かったのです。
ファッションショーの個性的なオートクチュールからプレタポルテの既製品になるまでの流れなど、ここで学んでいたことは大きな財産になりました。
その中でも最大の思い出は、「限定の写真集」をプレゼントしてくれたことでした。

当時「ファッションデザイナー」になりたかった私は、高校生対象のファッションショーでデザイン~制作まで一人で作業していたのです。店舗に行って何気なしのその話をしていたところ、写真集をくださったのです。今でも大切に見ています。(それにしても本人がヌードになっていたり、いろんな人種の方がモデルだったりで激しい写真集でした笑)
ヴィヴィアンウエストウッドは12歳から22歳くらいまで身につけていました。その当時のおしゃれな芸能人(YUKIさん、千秋さん、椎名林檎さんなど)はみんなヴィヴィアンを着ていたので、ロックやパンクが好きな人以外も好きなメインカルチャーだったんですよ。
そしてヴィヴィアン・ウエストウッドを着るのは学生時代終了とともに卒業しました。
ヴィヴィアン・ウエストウッドのコンセプトは「反逆、エレガンス、アヴァンギャルド(前衛)」パンクの生みの親、物語と個性、自己表現、ファッションで世界を変える、パワフル、女王、オンリーワン、自由に生きる、自分らしく生きる、カルチャーのアイコン。
「学校や社会」に対する反逆心って自分が社会の一員を担う会社員になってしまうと心にそっとひそめるもの。その方が生きやすいからです。
着ている若者達を見ると、眩しく目を細めてしまいます。私もこのままつまらない大人になりたくないと思っていたら、反動で今はなかなか面白いことしている大人になってしまいました(笑)
10代の頃にヴィヴィアン・ウエストウッドを着ていた反逆精神、自由、パワー、エレガンス、今でもしっかり身についています。
「14歳の頃によく聴いた音楽が人生で一番心に残る」説がありますが、「14歳の時に着ていた服が人生の岐路を決める」も付け加えておいてください。
皆さんもたまには10代の時に着ていた服を思い出してみてくださいね。30代で着る服に迷った時、大きなヒントをくれるかもしれません。
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