こんにちは、自問自答ファッション通信です。
自問自答ファッション講座では「あなたの憧れの人はどんな人ですか?」というのをお伺いしています。「特にこの人!というのはいなくて…」と皆さんおっしゃいますが、お話を聞いていくと「自分の意見があって、人に優しくて、その人にしかない魅力があって…」とキーワードを教えてくださいます。
みなさま憧れの人はバラバラではあるのですが「自立した人」というのが共通して挙げられると気がつきました。
私が立ち上げた「自問自答ファッション」というテーマも「自分が着る服は自分が決める」というためのコンセプト提案と制服案をお話ししています。私が提案するのは、あくまでも「案」であり100%納得して自問自答しながら服を選んでもらいます。
それは、ファッションで「自立」してほしいと願っているからです。私の周りの「おしゃれさん達」は、みんな自立している女性です。
パートナーがいてもいなくても、家族と暮らしていても一人暮らしでも、きちんと考えて、意見を言えて、自分の人生を自ら創り出している人が「自立」だと考えています。(経済的な自立というよりは自分で決断ができるという心の自立です。)
自立したファッションをしていると自然に「心の自立」が手に入ります。まだまだそんなこと考えられないという方も「目指す」のが大切だと思うのです。(私もこれからですが)今回は「ファッション」と「自立」をテーマに考えてみました。

目次
自立ってなに?
私は東京の台東区、江戸っ子育ちなのですが、自営業をやっていた祖父によく言われました。「いいか、自分の意見で判子を押せる人になれ。判子を押せる奴だけが信頼されるんだ。」と。
江戸っ子らしい、はっきりした言い方です。そんな環境の中で育ったので、私の中で自立というのは「自分の決定権の中で動ける人」だと思っています。
自立したファッションとは
「こういう服着たいけど人目が気になって。」「このテイスト、彼が嫌いそう。」「母にこの色は似合わないって言われたんです。」
ファッションのお悩みを聞くと他人目線からの「不安」をお話ししてくださる方がいます。私もそうですし、みなさまも考えたことがあると思います。
「自分のためではなく周りの人のために服を着よう」というTPOに合わせたファッションや気遣いのあるファッション。スタイリストとして、とっても大事なことで大切だと思うのですが「それだけ」になってしまうと、危険だと思っています。
「相手がなんていうか、恥ずかしくない格好をしなければ、好かれなくては、世間の目が。」
もちろん「好きな人に好かれたいな」という可愛い想いやポジティブな発想であればいいのですが、常にファッションの基準が「相手の顔色を伺う」になるのは心の行方が心配です。
実は、本当の意味で相手のために合わせられる人って「自分」がしっかりある人なのです。
・誰かに私のファッションの悪口を言われているようで不安
・ファッションに対して目標がなくて、どこに進んでいっていいかわからない
不安、わからない、焦り。
自分にしっかり向かい合って自問自答していれば
・自分は自分、他人は他人という境界線が分かっている
・むやみに他人に期待しない
・人と違う他人も尊重できる
ので、ファッションにも寛容になります。
自分が自分に向かい合っていないと周りと比べていつまでもファッションに迷うことになってしまいます。「本来の自分はこのファッション」だけど、「大切な人に合わせてこんな雰囲気も楽しもう」が最良なのだと思います。
でないといつでも不安が消えません。自信も持てません。ファッションに迷ってしまうのは周りに気を遣いすぎて「本当の私」を見失っているから。まずは「自分が選んだシンプルな服」からはじめていきましょう。


おすすめなのは制服化
なんども言っているのですが、私はファッションを「制服化」しています。同じ服を年間200日以上着ています。(これはちょっとやりすぎですが笑)
自分が自問自答して決めた「制服」を毎日着ていることで「自分はこういう人間」というのがじわじわと心に染み込んできます。
「私らしい服を自分で見つけたんだ!」
それはとてもポジティブなことで、たとえ裸になっても埋もれない「己」がにじみ出ることとなります。自分の意見が言えて、人に優しくできて、他の誰でもない自分を生きている。これが私の考える「自立した人」の姿です。「自立」といってもバリバリ仕事して、オラオラ引っ張る「強い人」というイメージではなく「自分らしさを大切にしている優しい人」です。ぜひみなさんもイメージしてお洋服選びをしてみてくださいね。
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