こんにちは
自問自答ファッション通信です。
私はファッション講座の中で
「私服を制服化する」
あなたを表現する「制服」見つけます!
というのを1つの強みにしています。
私はこんな発想から自分の服を制服化しました。
ファッションを制服化するということ↓↓↓
「制服化」という言葉だけを聞くと誤解がありそうなので、今回は私の考える制服をお伝えしたいと思います。
制服が大嫌いだった
まずは、私の学生時代のお話から。皆さんは学校の制服って好きでしたか?私は大嫌いでした。理由は、顔や体型にコンプレックスがあったからです。「制服よりも自分が綺麗になれる服」を知っていたからです。
みんなと同じセーラー服、みんなと同じ紺のジャケット。しかも私の体型にあっていないものを着せられるってとても屈辱でした。
もちろん、学生らしくスカートを短くしたり校則以外のリボンをつけたりしていましたが、一番の問題は「シルエットが私にあっていない」ということでした。
「トップスのウエストはもう少し絞ってダーツを入れよう」「ジャケットの肩パットは抜いて5ミリづつ中でつまんでみよう」その頃からファッション猛者であった私は自分なりに工夫をしていましたが元のシルエットはなかなか変わりません。それも当然です。学校の制服とは「100人中100人がそれっぽく着られること」を重視した、勉強をするための服です。私一人のために考え抜かれて作られた服ではありません。
目立ちたかった訳でもなく、異性の目を気にしていた訳でもありません。「ただ自分が綺麗に見える服」を着たかった。それだけなんです。
自分を一番美しく魅せる、シルエット、色、デザインを知っているからこそ、それを身に纏いたかった。その一心でした。

社会人になってからの制服化
私は会社員時代もパーソナルスタイリストをしていました。その際も着用しなければいけないのはお客さまを迎えるための「スーツ」でした。
私は丸みのある体型で「ジャケット」は基本的には似合わないのですが、毎シーズン50ブランド以上のスーツを試着し尽くした結果、自分の外見に一番「似合う」シルエット、色、素材にたどり着くことができました。
シルエットは「ラペルが細いショートジャケット」と「ひざ下丈のフレアスカート」、色は「ベージュ、白、紺」、デザインは「女性らしい丸みのあるディテール」のデザインです。
しかし、今度の問題は「外見には似合うんだけど、中身に合ってない」のです。
20代後半になってきて、流行のモードっぽい服が好きな私には「甘すぎるテイスト」は卒業したいところでもありました。
そして「昇格したい」というヴィジョンがある中で「かわいい」テイストが目標に似合わなくなってきたのです。
「外見に似合うだけでは心から満足のいく服は選べない」というのがその時の経験から分かりました。

フリーランスになってからの制服化
学生時代や会社員の時は「制服」に迷った私。フリーランスになってからはやっと「心から自分が好きな服」を着られる事になりました。
・着たいファッションで生きる
・自分に似合うを探す
・なりたい自分になる
という理念を掲げスタイリストを始めた中で気が付いたことがあります。それは
「制服」って超便利やーーーん!!!!という事です。
私にとって制服の嫌だった点は
・自分の選んだ服を着られない事
のただ一点。
だとしたら自分の好きな服を「制服化」してしまえばいいのです。
・毎朝着る服に迷わない(時間が節約)
・服が部屋の中でスペースを取らない(場所の節約)
・たくさんの服を買わなくていい(お金の節約)
・自分が大好きで似合っていて心地いい服を着られる
良いことしかありません。
今では同じ服を、同じコーディネートで年間100日ほど着ています。(日数は今の所更新し続けています笑)それも飽きたら辞めればいいんです。だって自分が決めたことだもの。
私服の制服化 1着のワンピースだけで2ヶ月間過ごした話↓↓↓
常に自分の制服を、楽~かわいい~最高~好き~(語彙力)という気持ちで生きています。

制服は自分の「好き」で選んでいい
「制服化」というとシンプルな服を想像しがちです。白いTシャツにパンツ。洗える素材。飾りもなく、そっけないもの。
いえいえ、そんな必要はないんです。だって自分の制服は自分自身が決めていいんです。「私はこの超お気に入りのイエローの花柄ワンピースを制服にしよう♪」と思ったら毎日着てみましょう。
・自分が「好き」な服
・自分に「似合っている」シルエット・色・デザイン
・自分が「なりたい」自分像
この3点が揃っていれば、なんとか世間の方々は理解してくれます。思ったよりもなんの不便もありません。
しかし最初はシンプルなものを
とはいえ、「毎日花柄ワンピース着れない!」という人も多いでしょう。なぜなら「毎日同じ服の人」になってしまうからです。
私は「おっす!オラ毎日同じ服!ブログ読んでくれよな!」という野沢雅子精神でやりきっていますが、皆さんにそんな強靭なメンタルを持たせるには3年くらいの滝行が必要だということ、そしてそんな感性が人生の中で最も必要ではないということがよく分かっています。(なんせこんなファンキーな性格の私も会社員を10年してましたので、そこんとこは分かります。)
ですので、まずはシンプルなコーディネートを1セットおすすめしています。なぜならシンプルな服というのは「どんなTPOでも大体合う」からです。
会社に行く時、帰省する時、友人と会う時、デートに行く時、一人でレストランに行く時、コンビニに行く時、ヨガに行く時。
大体全部の「場面、会う人、状況、目的」に会うものを突き詰めると、「上質でシンプル」になります。もちろん「自分で選んだシンプル」ですから人と同じになることはありません。だって顔も体型も性格も将来やりたいことも、みんなそれぞれ違うのですから。
こう言ってはなんですが、出来上がった「自分シンプル」って全員全然違って結構面白いですよ。
こちらの記事が参考になるかと思います↓↓↓
自分のパーフェクトコーディネートを作ろう!
自問自答ファッション講座ができること
自問自答ファッション講座には色々な方が来てくださっています。
・ファッションがわからない人
・自分の好きがわからない人
・自分の似合うがわからない人
・ファッション大好き!だけど突き詰めたい人
講座ではお話をゆっくり伺うことで「その方がどんな素敵な人なのか、これからどんな素晴らしい人生を歩むのか」を「見える化」しています。
自分の人生とかまだ分からない!という人も安心してください。誰も分かる人はいません。
私のファッション講座に来てくださる方は20代後半の方々が多いです。不安も多いし、自分か何者かも分からない。
何者か分からない人を何者かにするのが私仕事です。
私自身、ファッションのことを一日14時間考えて(10時間寝て笑)ますが、自分のことって一番わかりません。
アパレル販売員の方も、ファッションデザイナーの方も、スタイリストの方もいわば「ファッションのプロ中のプロ」ですら自分のことが分からなくて相談に来てくれます。(例えるなら私は精神科医のメンタルヘルスを治す人です。)
もちろんファッション苦手な方には「こういうのが似合いますよ!」「おすすめですよ!」という具体的なアドバイスもしていますし、同行ショッピングでは「体型に合う完璧なシャツ」を探したりもします。
最終的には「あなたの10年先の未来像」から「毎日着る服のことまで」お伝えするのがミッションです。
自分でもファッション講座を作っていて、実際にお客様が来てくださって、正直楽しくてしょうがないです。
ぜひぜひお話を聞きに一度ファッション講座きてみてくださいね~!おまちしております◎

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