こんにちは
自問自答ファッション通信です。
今回はファッションの「制服化」の最終形態である「ファッションのゴール」について。
ファッションにゴールなんてあるの?と疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、多少なりとも「その人のゴール」はあると思います。20代でたどり着く方もいれば、60代70代になっても探し続ける方もいます。
時にそれを人は「スタイル」と呼びます。「この人はこういうスタイルね。」と決まっている人はおしゃれだし、強い。
それを私は「ゴールテープ切っちゃった人」と呼んでいます。
目次
ケイト・モス

ケイト・モスさんなんかは、ウサイン・ボルト並にゴールテープを切るのが早かったなと思っています。20代の頃に築き上げたシンプルスタイル。
白T、デニム、黒ジャケット、黒バッグ、黒ヒール。
彼女はモデルとしては身長が低かったこと(167㎝)がこのスタイルにたどり着くヒントになっていたのではないでしょうか。
私たちには最高のプロポーションに見えますが、コレクションモデルの中ではコンプレックスだったと思います。だからこそ突き抜けられたのたのです。
この考え抜かれたスタイリングは、どんな世代のどんな方が着てもそこそこかっこよくなるのです。とっても参考になりますね。
ジェーン・バーキン

ジェーン・バーキンさんもゴールテープ切るの早かったですね。彼女はデニムスタイルの中にも「ボーイッシュさ」「ナチュラルさ」を併せ持った独特のセクシーがあるスタイルです。
ケイト・モスさんと比べると、シルエットの違い、小物使いの違いが分かります。ケイトは直線的なデザイン、ジェーンは曲線の使い方が上手です。
バッグ、靴の小物使いはケイトはレザー使いでかっちりオフィシャル、ジェーンはカゴバッグや赤サンダルでカジュアルなイメージです。
ジェーン・バーキンさんにも実はコンプレックスがあったそうです。「小さな胸」と「美人ではないこと(すきっ歯だったと言われています)」それを逆手にとって「飾らないナチュラルスタイル」を築き上げました。
「こんなに毎日服のことで悩むのはもういや!」という方は「60歳を超えた時に自分が着る服」を思い浮かべてみてください。どんな環境に誰といたいか、どんなライフスタイルで過ごしたいか深く深く考えてみてください。
ちなみに私がたどり着きたいゴールの姿は結構明確で、
「途方もなく派手なマダム」です。
日本人でいうと
黒柳徹子

デヴィスカルノ

樋口百合子

これが似合う大人になりたい…!(本気で思ってます。)
ちなみにナチュラルな雰囲気でいうと、
桐島かれん

ミナペルホネンで働いている方々

が素敵だなと思っています。(敬称略で失礼いたしました。)
私は「早くゴールに着きたい!」と考える一方「もう少しこのファッションの大海原を泳ぎたい」と思っています。
人生論になってしまいますが、いろいろな経験をしてたどり着いたゴールの方が腑に落ちる気がするのです。
何歳まで生きられるかはわからないのですが「着たい服がなくなったら試合終了」です。世界中どこまでも行って、アフリカの原住民の服でも、オハイオ州の小学生が作った服でもピンときたらどこまでも赴いて服を着ると思います。
専門職にとって恐ろしいのは「今の自分の能力をゴールだと思ってしまうこと」です。まだまだ強い敵がいるのにゴールなんて言ってられません。
私も今までもいろいろな服を着まくってやっと制服化できてきたと思っていましたが、島耕作でいったらまだ課長にもなってませんからね、これからです。
今私がファッション講座でしていることは、「あなたの今の段階でのゴールテープを切ってみませんか?」ということです。
・今までどんな服を着てきたのか
・どんな服が好きなのか
・どんな自分になりたいのか
お伺いしながら一緒に考えていきましょう♪
ご依頼お待ちしております。
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